※この記事は編集部による構成・執筆・薬剤師監修のもと公開しています。
薬を取り扱うコンビニ(店舗数)

画像:薬を販売しているコンビニの陳列棚
コンビニで医薬品を販売できるようになったのは、2009年の薬事法改正(現・医薬品医療機器等法)改正がきっかけです。
現在は、一部の一般用医薬品(OTC医薬品)なら、薬剤師または登録販売者がいる店舗で販売できます。
ただし、資格者の配置などの条件があるため、すべてのコンビニで薬を購入できるわけではありません。
では、実際に薬を取り扱う店舗はどれくらいあるのでしょうか。各社公式サイトで「薬を取り扱う店舗」として検索したところ、次のような結果になりました(執筆時点)。
◇ローソン:全国で295店舗(全国14,600店舗中)
◇ファミリーマート:全国で74店舗(全国16,429店舗中)
◇セブン-イレブン:全国で33店舗(全国21,927店舗中)
店舗数を比較すると、ローソンが最も多く、ファミリーマートの約4倍、セブン-イレブンの約9倍にのぼります。
ただし、取り扱いの件数が最多のローソンでも、薬が買える店舗は全体のたった約2%。ファミリーマートは約0.45%、セブン‐イレブンは約0.15%とさらに少なく、「近くのコンビニでいつでも薬が買える」という状況でないことがわかります。
探すならローソン

画像:ローソン外観イメージ
市販薬が置いてあるコンビニを探すなら、まず候補にしたいのがローソンです。
ローソンでは、OTC医薬品を扱う「ヘルスケアローソン」や、処方箋を受け付ける「ファーマシーローソン」などの取り組みを進めていることもあり、他の大手コンビニと比べても薬を販売する店舗が多いです。
全体の店舗数に対して薬を取り扱っているのは約2%と、約50店舗に1店舗の割合ですが、それでもファミリーマートやセブン-イレブンと比べれば圧倒的に多いです。
したがって、コンビニで薬を買うならローソンから探すのが効率的といえるでしょう。
東京・大阪ならファミリーマートにある可能性も

画像:ファミリーマート外観イメージ
ファミリーマートは全国約16,400店舗のうち、薬を取り扱う店舗は74件と、全体の約0.45%です。
約222店舗に1店舗の割合なので、よほど運がよくない限り『近くのファミマ』で薬を見つけるのは難しいでしょう。
しかし、東京と大阪に限れば、ファミリーマートも探す価値があります。
なぜなら、薬を取り扱うファミリーマートは、東京と大阪に集中しているからです。
東京と大阪で薬が買えるファミリーマート
東京 17店舗(2,344店舗中)
大阪 15店舗(1,343店舗中)
東京・大阪以外はほとんど取扱店がない
一方、東京・大阪以外の都道府県になると、薬を取り扱っているファミリーマートは多くありません。
福岡 6店舗、千葉 5店舗、埼玉 4店舗、奈良 4店舗、愛知 3店舗、
神奈川、京都、福井、長崎、熊本、鹿児島 2店舗 ※1店舗以下のエリアは省略。
県内に該当なしというエリアも半数を締め、平均すると1県あたり0.9店舗という結果でした。
セブン-イレブンで薬はほぼ買えない?

画像:セブン-イレブン外観イメージ
セブン-イレブンは店舗数で業界最大手ですが、薬を売っている店舗は意外にも少ないという結果でした。
今回の調査では、全国21,927店舗のうち薬を取り扱う店舗は33店舗で、全体の約0.15%。約664店舗に1店舗の割合です。
また東京にあるセブン-イレブン2,897店舗のうち、薬を取り扱う店舗はわずか3店舗でした。さらに、大阪では今回の調査時点では該当する店舗は確認できませんでした。
薬を取り扱うセブン-イレブンは、どの都道府県でも、最大3店舗にとどまっています。
47都道府県のうち28県では該当店舗がないので、やみくもに薬を探し回るのは非効率といえるでしょう。
宅配サービス「7NOW」の始動
ただし、今後は状況が変わる可能性もあります。セブン‐イレブンでは2026年3月から、医薬品販売許可のある店舗を対象に、宅配サービス「7NOW」で一般用医薬品(第2類医薬品、第3類医薬品)の販売を開始しました。対象店舗は順次拡大する方針としており、今後はコンビニで市販薬を購入しやすくなることが期待されます。
薬が売ってるコンビニの探し方【実践編】

薬を取り扱うコンビニは限られているため、近くの店舗を何軒も回ったり、「コンビニ名 〇〇店 薬」と、検索したりするのは効率的ではありません。
そこでおすすめなのが、各コンビニの公式サイトで店舗検索を利用する方法です。
薬を取り扱うローソンの調べ方
1.ローソン公式の「店舗検索」に入る
2.『絞り込み』→『商品』→『薬』で決定
3.現在地で探す、もしくは『都道府県』を選択すると、店舗名と住所が一覧になります。さらに地図で見ることもできます。
薬を取り扱うファミリーマートの調べ方
1.ファミリーマートの「店舗検索」に入る
2.『店舗を探す』→『設備・取り扱いサービスから探す』の『くすり』を選択
3.『現在地に移動』や『地名・駅名』で検索します。
※薬の取り扱い店舗が少ないため、筆者は『地図の検索画面』よりも、以下の一覧画面から探す方が見つけやすいと感じました。
★1.「店舗検索の一覧」に入る
★2.『絞り込む』→『設備・取り扱いサービスから探す』→『くすり』を選択
★3.『都道府県から探す』→現在のエリアを選択して閉じると、店舗名や住所が出ます。個人的にこの方法の方が探しやすかったです。
薬を取り扱うセブン-イレブンの調べ方
1.セブン-イレブンの「店舗検索」に入る
2.『絞り込み』でエリアを選択
3.『店舗の絞り込み』で『薬』にチェックを入れて『決定』を押すと、店舗名の一覧が見られ、そこから地図を表示することもできます。
いずれのコンビニも、薬を取り扱う店舗は限られています。無駄足を防ぐためにも、来店前に公式サイトで確認しておくと安心です。
コンビニの医薬品サービスは進化中

画像:調剤薬局付きローソンの陳列棚
市販薬を購入できるコンビニは、現時点ではまだ限られています。
そのため、急に薬が必要になったときは、来店前に各コンビニの公式サイトで医薬品を取り扱う店舗を確認しておくと安心です。
なお、医薬品を取り扱う店舗でも、薬剤師や登録販売者が勤務していない時間帯は、一部の医薬品を販売できません。

画像:薬の陳列棚のシャッターが閉じているところ(薬剤師が不在の時間帯)
確実に購入したい場合は、事前に店舗へ電話をし、販売状況や対応時間を確認しておくとよいでしょう。
コンビニでの医薬品サービスはまだ発展途上ではありますが、各社では少しずつサービスの充実が進んでいます。
中でもローソンは、市販薬を取り扱う店舗の拡大に加え、将来的にはオンラインで注文した市販薬を自宅などへ届けるデリバリーサービスも視野に入れていると報じられています。
24時間営業というコンビニならではの強みを活かし、今後は「夜中に薬が必要になった」「ドラッグストアが閉まっていた」といった場面でも、より利用しやすい環境が整っていくかもしれません。
◇記事の構成・執筆/(salvia編集部)
◇監修/渡辺ユリ/薬剤師(クリニック門前薬局・面薬局勤務、OTC販売)
*記事中の撮影画像以外のものはイメージです。
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