※この記事は薬剤師が執筆しました。
買えるのはトラベルミンサポートだけ

コンビニでは「トラベルミンサポート(エーザイ株式会社)」という医薬部外品の酔い止めを購入できます。
トラベルミンサポートとは(医薬部外品)
トラベルミンサポートは5歳以上のお子様から大人の方まで服用できる製品です。
サイダー風味のドロップタイプなので、お子様でも服用しやすいでしょう。1粒ずつ個包装になっており、持ち運びに便利です。
主成分はカンゾウエキスで、乗物酔いだけでなく悪心・嘔吐、不快感、二日酔い、口臭、胸のつかえなどに使用できます。

画像:トラベルミンサポート(PRTIMES)
トラベルミンサポートとトラベルミン(第2類医薬品)の違い
トラベルミンサポートと同じくエーザイ株式会社から販売されている酔い止め薬「トラベルミン」。
この2つは同じ「トラベルミン」という名前がついていても、違う製品です。両者の違いを以下の表にまとめました。
製品名 |
主成分 |
分類 |
|---|---|---|
トラベルミンサポート |
カンゾウエキス |
医薬部外品 |
トラベルミン |
ジフェンヒドラミンサリチル酸、ジプロフィリン |
第2類医薬品 |
トラベルミンサポートは医薬部外品|コンビニでも買える
医薬部外品は厚生労働省が許可した効果・効能に有効な成分が、一定濃度配合された製品です。人体に対する作用は医薬品に比べて緩和で、治療というよりも予防・衛生が目的。医薬部外品は薬剤師や登録販売者などの専門家がいなくても販売ができます。
トラベルミンサポートの主成分は、生薬のカンゾウ(甘草)から抽出されるカンゾウエキスです。一般的に生薬は副作用が起こりにくく、併用薬にも影響を与えにくいと考えられています。よってトラベルミンに比べて、酔い止めとしての力はソフトでしょう。
トラベルミンは医薬品|薬剤師や登録販売者がいないと販売できない
第2類医薬品は、副作用や相互作用などに注意を要する医薬品のことです。薬剤師または登録販売者がいないと販売できません。
主に風邪薬や解熱・鎮痛剤など、日常生活で使用する医薬品の大半が第2類医薬品です。
トラベルミンは自律神経に作用するジフェンヒドラミンサリチル酸や、中枢神経を興奮させる作用をもつジプロフィリンによって、乗り物酔いを緩和、予防します。効果が期待できる反面、併用や服用してはいけない疾患など注意が必要です。また眠気、動悸、口渇などの副作用が現れやすいことも把握しておきましょう。
トラベルミンサポートはセブンイレブンやファミリーマートなどのコンビニで販売されています。また、船内の売店などで手に入ることもあるようです。
トラベルミンサポートは効かない?

普段乗り物酔いをする人が、カンゾウエキスを摂取してから乗車すると、乗り物酔いの症状は現れなかったという研究結果があります。
よって、トラベルミンサポートは乗車前に服用することで、効果を発揮しやすいといえますが、飲み方や疑問について整理しておきましょう。
飲むタイミング、効果時間、眠気など
トラベルミンサポートはドロップタイプの製品です。口中に含み、かまずにゆっくり溶かしてください。水がなくても服用できるため、外出時にも便利でしょう。
15歳以上は1回に1粒~2粒、5歳~14歳は1回に1粒です。いずれも1日に6回まで服用できます。5歳未満は服用できません。
予防として飲む場合は乗り物に乗る30分〜1時間前に服用してください。すでに乗り物酔いの症状が出ている場合はなるべく早く服用するのがおすすめです。1日に6回まで服用できるため、効果時間は4時間程度だと考えられます。
トラベルミンなど多くの酔い止めは副作用として眠気が出ます。しかしトラベルミンサポートには眠気が出やすい成分は含まれていません。そのため、眠くなりたくない方におすすめです。
トラベルミンの方なら酔ってからでも効く?
トラベルミンに含まれるジフェンヒドラミンサリチル酸という成分は酔ってから服用しても効果を発揮します。
乗り物酔いによる吐き気やめまいなどの症状は、「ヒスタミン」という物質が脳から放出され、脳の嘔吐中枢を刺激することで引き起こされます。ジフェンヒドラミンサリチル酸にはヒスタミンを抑える働きがあり、吐き気などの症状を改善します。
車酔いの症状が出た後に飲む場合は、なるべく早く服用するのがおすすめ。乗り物酔いをしやすい方は、予防として乗車・乗船30分前に、1回量を水またはお湯で服用してください。
しかしトラベルミンサポートが効かないというわけではありません。またトラベルミンサポートでも酔ってからでも効く可能性がありますよ。
吐き気止めや胃薬、胃腸薬ならあるが……
立ち寄ったコンビニに酔い止めの薬がなかった場合、吐き気止めや胃薬、胃腸薬などに目が行きますよね。
しかし、乗り物酔いの原因によっては、吐き気止めや胃薬は効果がみられないこともあります。
胃薬や吐き気止めは「酔い止め」とは違う
乗り物酔いとは、体が揺られて平衡感覚が乱れることによって自律神経が興奮したり、嘔吐中枢が刺激されたりすることで吐き気が引き起こされるものです。
この吐き気は胃が直接的な原因ではないため、一般的な胃薬や吐き気止めでは効果がありません。
乗り物酔いによる吐き気には、抗ヒスタミン作用がある吐き気止め(酔い止め)を選びましょう。
胃薬でも緩和が期待できる場合
満腹状態で乗り物に乗ると胃の揺れが大きくなり、乗り物酔いしやすくなります。このような場合には、胃腸薬を飲むことで吐き気が緩和する可能性があります。
以下はコンビニで購入可能な胃薬や胃腸薬です。
太田胃散NEXT錠
「太田胃散NEXT錠」は指定医薬部外品であるため、コンビニで購入可能です。先行販売は2019年にファミリーマート。2回分(4錠入り)で、執筆時現在の参考価格は198円(税込)。
成分は、健胃効果のある4種類の生薬とウルソデオキシコール酸という消化剤です。食べすぎ・飲みすぎによる胃部不快感や吐き気に効果があります。

画像:太田胃散NEXT錠(PRTIMES)
液キャベコーワA
ドリンクタイプの健胃剤である「液キャベコーワA」は指定医薬部外品のため、コンビニで販売可能です。400円〜500円で販売されていることが多く、15歳未満の方は服用できません。
液キャベコーワAには8種類の健胃生薬が配合され、食べ過ぎまたは飲み過ぎによる胃部不快感や吐き気などに効果的です。ほろ苦い風味でサラッと飲めますよ。

画像:液キャベコーワA(salvia writer)
トラベロップが買えるコンビニはある?
子どもが使いやすい酔い止めとして有名な「トラべロップQQS」「トラべロップQQG」。特にトラベロップQQGはキャンディのような感覚なので、コンビニに置いてあると期待されやすいようです。
しかしトラべロップは第2類医薬品であるため、登録販売者が在籍しているコンビニでしか取り扱いできません。
医薬品を販売しているコンビニは、コンビニ全店舗のうち0.7%しかないため、購入したい場合は薬局やドラッグストアで探すとよいでしょう。

画像:トラベロップQQ(@press)
トラべロップQQ
水がなくて服用できるドロップタイプであるため、外出先でもすぐに服用できて便利です。嚙み砕くか、口の中で溶かして服用します。
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩とスコポラミン臭化水素酸塩水和物という成分が配合された医薬品。乗り物酔いによるめまいや吐き気、頭痛を改善します。
トラべロップQQS
サイダー味、トラべロップQQGはぶどう味で、5歳のお子様から大人まで服用しやすくなっています。乗り物に乗る前の予防としても、酔ってからでも使えるのは嬉しいポイントですね。
酔い止めの代わりになる!

画像:紅茶にチューブのショウガを入れる(渡辺友里佳/薬剤師)
外出先で酔い止めを持っておらず、すぐに手に入らない場合もあります。そんなとき酔い止めの代わりに症状を緩和してくれそうな代用品をピックアップ。身近な飲み物や食べ物ですしコンビニでも買えるものなので参考にしてくださいね。
炭酸水
炭酸には自律神経を整えたり、胃腸の不快感を軽減したりする効果があります。コンビニや自動販売機でも販売されており、手に入りやすいのも利点です。
コーラ
カフェインは感覚の乱れを軽減したり、集中力を高めたりします。コーラは乗り物酔いにアプローチする炭酸とカフェインの両方を摂取できる飲み物です。
ペパーミントティー
ペパーミントティーには胃もたれや消化不良などの胃の不調を整える働きがあります。満腹で乗り物に乗らなければいけないとき、乗り物酔いの予防として飲むとよいでしょう。
またペパーミントティーに含まれるメントールには緊張をほぐし、心身ともにリラックスさせる力もあります。そのため乗り物酔いした後からでも、症状が緩和される期待がもてます。
ナチュラルローソンでは、「オーガニックハーブティー ミント」というハーブティーが売られています。350mlのペットボトルタイプなので、持ち運びに便利ですよ。
ショウガ
「ショウガ」と聞くと身体を温めるイメージが強いかもしれませんが、実は吐き気を抑える働きもあります。外出時にはショウガ入りの飴が便利で、おすすめは「はちみつと生姜100%のど飴」。純粋なはちみつと生姜だけで作られています。
またジンジャエールは乗り物酔いに効果のある炭酸とショウガの両方を摂取できます。ただしジンジャエールはコンビニに売られていないことが多いので、あらかじめ購入しておくとよいでしょう。
ショウガの辛みが苦手な方は、甘い砂糖で飲みやすくしてある「しょうが湯」もおすすめですよ。
スポーツドリンク
乗り物酔いで吐いてしまった場合、体に水分を補給する必要があります。スポーツドリンクには適度な糖分と塩分が含まれており、体内に水分が吸収されやすくなっています。特に夏は脱水症状を起こしやすいため、スポーツドリンクや経口補水液を持ち歩くとよいでしょう。
ガムや飴
コンビニで手に入りやすい飴やガム、チョコレートも乗り物酔いに効果的です。理由は、食べることで血糖値が上がり、脳が活性化することで乗り物酔いしにくくなるから。さらに、そしゃくすることで脳が覚醒し、乗り物酔いを軽減させることが認められています。
飴やガムは口の中がスッキリするミント味がおすすめ。メントールの清涼感も乗り物酔いの改善にぴったりです。コンビニでは春日井製菓の「キシリクリスタル ミルクミントのど飴」や、ロッテの「グリーンガム」などのミント製品が販売されていますよ。
梅干し
乗り物酔いでバランスを崩してしまった三半規管は、唾液の分泌を促すことで正常に機能します。唾液の分泌を促すためには、梅干しなどの酸っぱい食べ物がおすすめです。
持ち歩きに便利なのが、種抜き干し梅です。ローソン、ファミリーマート、セブンイレブン各社で干し梅製品が販売されてるため、外出先でも手に入りやすいでしょう。
「酔い止めを」即席で手作り!
前述したとおり、乗り物酔いにはショウガが有効です。市販のショウガチューブを使えば、乗り物酔いに効く飲み物を簡単に作ることができます。
◆スポーツドリンク+ショウガ
スポーツドリンク500mlに、ショウガチューブ1〜2cmを入れて混ぜます。
◆紅茶+ショウガ
温かい紅茶(300ml程度)を入れ、ショウガチューブ1〜2cmを入れて混ぜます。お好みではちみつを加えると甘くて飲みやすいですよ。
逆に酔いやすくなるNG商品
胃に負担をかけるもの
脂っこい食べ物や乳製品、アルコール飲料は胃に負担がかかり、乗り物酔いを起こしやすくなります。外出前は消化の良いあっさりしたものを食べるとよいでしょう。
柑橘系の飲み物
柑橘系の飲み物は胃の働きを活性化させて吐き気を促すため、乗り物酔いの症状を悪化させる恐れがあります。オレンジジュースやレモンウォーターなど柑橘系のジュースは控えてください。
おすすめの酔い止めで事前の準備を

車に酔いやすい人は外出先であせらないように、自分に合う酔い止め薬を準備しておくと安心ですよね。そこで、おすすめの酔い止めを紹介します。
大人におすすめの酔い止め
1.トラベルミン
画像:写真は処方薬のトラベルミン(さとうゆ)
トラベルミンは乗り物酔いによるめまい・吐き気・頭痛の予防および緩和に効果のある酔い止めです。
自律神経に働くことで症状を予防・緩和するジフェンヒドラミンサリチル酸塩と、揺れによって起こる感覚の混乱を抑制することで乗り物酔いを予防するジプロフィリンが配合されています。予防だけでなく、酔ってからでも効果を発揮しますよ。
・1回1錠で、4時間以上間隔を空ければ1日3回まで服用できます。
・眠気が出る可能性があるため、乗り物や機械の運転は避けてください。
・15歳未満の方、緑内障・前立腺肥大の方は服用できません。
2.センパアPro

画像:センパアPro(salvia writer)
センパアProは、乗り物酔いの予防だけでなく、酔ってからでも効果のある薬です。胃に直接作用するアミノ安息香酸エチルが基準内最大量含まれており、酔ったあとの吐き気を改善します。
・小粒で飲みやすく、1日1回1錠で効果が持続します。
・15歳未満のお子様は服用しないでください。
・風邪薬や解熱鎮痛剤、せき止めなどの薬と一緒に飲めません。
・副作用に眠気があり、乗り物や機械の運転操作は控える必要があります。
子どもにおすすめ
1.トラベルミンチュロップ
画像:トラベルミンチュロップ・ぶどう味(さとうゆ)
トラベルミンチュロップはドロップタイプの酔い止めです。ドロップを口に入れ噛むか、口中で溶かして服用します。子どもが服用しやすいぶどう味とレモン味の2種類で展開されており、外出先でも簡単に服用できます。
・5歳以上のお子様から大人まで服用可能です。
・1回量は4時間以上の間隔をおいて服用可能で1日2回まで。
・11歳以上は1回に2錠(喉に詰まらせないよう、服用するときは1錠ずつ)
・風邪薬、解熱鎮痛薬、鎮咳去痰薬、胃腸鎮痛鎮痙薬など、併用できない薬があります。
・眠気や目のかすみ、眩しさを感じることがあるため、車や機械の運転操作はできません。
2.センパアプチベリー

画像:センパアプチベリー(salvia writer)
センパアプチベリーは子どもが飲みやすいよう、いちご風味の小さなチュアブル錠になっています。1回量をかむか、口中で溶かして服用します。乗物酔いによるめまい・吐き気・頭痛の予防だけでなく、酔ってからの症状にも効果があります。
・3歳から服用できる酔い止めです。
・4時間の間隔をおけば追加で服用可能です。
・他の酔い止めと同じく、眠気が出る可能性があります。
・一緒に飲めない薬があるため注意しましょう。
眠くならないランキング
1.トラベルミンR

画像:トラベルミンR(salvia writer)
眠くなりにくい酔い止めとして代表的なのが、トラベルミンRです。眠気の原因である抗ヒスタミン薬が含まれていないため、他の酔い止めに比べて眠気が起きにくいのが特徴です。乗り物酔いの予防としても、酔ってからの症状緩和としても使えますよ。
・11歳以上であれば服用できます。
・1回1錠で、4時間の間隔を空ければ1日2回まで服用可能。
・ほかの乗物酔い薬、風邪薬、解熱鎮痛薬、鎮静薬、鎮咳去痰薬、胃腸鎮痛鎮痙薬などと一緒に服用しないでください。
・眠気が出にくいとはいえ眠気が出る可能性はゼロではないため、乗り物や機械の運転操作は控えましょう。
2.アネロン「ニスキャップ」
画像:アネロン(丸井てる子)
アネロンは1日1回1カプセルの服用で長時間効果が持続するタイプの酔い止めです。乗物酔いによる吐き気・めまい・頭痛の予防、緩和に効果的です。
5種類の有効成分が配合されており、特に吐き気の症状に優れた効果を発揮します。無水カフェインが含まれているため、比較的眠気が出にくいと言えるでしょう。ただし、抗ヒスタミン薬であるマレイン酸フェニラミンも配合されており、眠気が出る可能性もあるため注意してください。
・15歳未満の方は服用できません。
・風邪薬や解熱鎮痛剤、せき止めなど併用できない薬があります。
・副作用として眠気が出る可能性があるため、乗り物や機械の運転操作は控えましょう。
3.トラベルミン・ジュニア

画像:トラベルミン・ジュニア(salvia writer)
トラベルミン・ジュニアは子ども用の酔い止めで、乗り物酔い症状の予防および緩和に効果的です。眠気をもたらす抗ヒスタミン薬が含まれていないため、ほかの酔い止めに比べて眠気は出にくいでしょう。大人の方でも、眠気が心配な場合は飲むことができますよ。
・緑内障、前立腺肥大の診断を受けた方は服用できません。
・眠気が出る可能性もあるため、乗り物や機械の運転操作はしないでください。
船酔い・飛行機酔いに
1.トラベルミン1

画像:トラベルミン・ジュニア(salvia writer)
トラベルミン1は1日1回1錠の服用で効果が出る酔い止めです。ラムネのようにサッと溶けて水がなくても服用できるため、船、飛行機、車などでの移動中でもすぐに飲めますよ。乗り物酔いの予防だけでなく、酔ってからの吐き気やめまいなどの症状を緩和する効果があります。
・15歳未満の方は服用できません。
・ほかの乗物酔い薬、風邪薬、解熱鎮痛薬、鎮静薬、鎮咳去痰薬、胃腸鎮痛鎮痙薬、抗ヒスタミン剤を含む内服薬などと一緒に飲めないので注意しましょう。
2.パンシロントラベルSP

画像:パンシロントラベルSP(salvia writer)
パンシロントラベルSPは、3種の有効成分が配合された酔い止めです。7歳のお子様から服用可能で、爽やかなラムネ味で服用しやすくなっています。口の中でサッと溶けるソフトチュアブル錠であるため、水がなくても服用できます。
出発前の乗物酔いの予防だけでなく、酔ってしまった後の症状の緩和にも効果的です。
・1日2回まで服用できます。
・追加服用は1回量を4時間以上の間隔をあける。
・一緒に飲めない薬があるため注意しましょう。
・眠気が出る可能性があるため、車の運転や機械の操作は控えてください。
酔わないための対策を

ご飯をきちんと食べる
満腹、空腹どちらの状態でも乗り物酔いしやすくなります。脂っこくない、消化の良いものを軽めに食べておくのがよいでしょう。乗り物に乗る1時間前くらいの食事が望ましいですよ。
定期的に休憩して新鮮な空気を吸う
長時間乗り物に乗る場合は、定期的に休憩を取りましょう。車から降りることで揺れから解放され、酔いにくくなります。また、外の新鮮な空気を吸うことで気分がリフレッシュしますよ。
乗り降りが難しければ、窓を開けて換気をしましょう。酔ったあとでも、新鮮な空気を取り入れることは効果があります。
車の中の姿勢
乗り物酔いしやすい方は、できるだけ揺れない席を選びましょう。進行方向が見えやすい前方の席がおすすめです。加速度に影響されないよう、目線は遠くの景色に向けましょう。
内耳に入っているリンパ液が動くと、酔いやすくなります。あごを引いて頭を揺らさないようにすることでリンパ液の動きが少なくなり、酔いにくくなるでしょう。
服装
乗り物に乗るときには、体を締め付けないゆったりとした服装がおすすめです。特に襟元やおなかが圧迫されると気分が悪くなりやすいため、襟元のあいた服やウエストがゴムのズボン・スカートが望ましいですよ。
緊張をほぐすための工夫
寝不足や疲労も乗り物酔いの原因です。前日はしっかり睡眠をとってくださいね。
また、乗っている間はあまり乗り物酔いを気にしすぎず、リラックスしましょう。酔いを気にして緊張すると、なおさら酔いやすくなります。音楽を聴いたり、おしゃべりや景色を楽しんだりしましょう。
子どものテレビやタブレット
お子様が退屈しないように、車内のテレビやタブレットなどを付けている方も多いでしょう。しかし、体の揺れと視覚、聴覚のずれは乗り物酔いを誘発します。近くの映像に集中すると酔う可能性があるため、注意が必要です。
移動中のスマホの影響は?
前方の景色を見て乗り物の動きを予測すると、酔いの予防ができます。下を向いてスマートフォンを見ていると、揺れの予測ができず酔う恐れがあります。また、画面をスクロールするときには目が上下に動くため、体の動きとずれが生じて酔いやすいです。
酔わないためのストレッチ方法や簡単におせるツボなど
乗り物酔いに効くストレッチやツボを押すことで、乗り物酔いの予防になったり、症状が和らいだりします。
・首周りのストレッチ
首周りをほぐすと血行が良くなり、内耳のリンパ液の循環を促し乗り物酔いを緩和します。首をゆっくり回したり押したりして、首の筋肉をほぐすようにストレッチをしましょう。
・ツボ押し
内関(ないかん)というツボは平衡感覚を正常にする働きがあり、胃の不調や吐き気を改善し、乗物酔いに有効です。手のひらを上に向けて手と手首の境目にあるしわの中心から、ひじ側へ指3本分進んだ部分が内関。反対の手の指でゆっくり押しましょう。
また、翳風(えいふう)というツボは乗り物酔いの予防に効果があります。翳風は内耳の平衡感覚と関連するツボです。耳たぶの裏にある、耳たぶと骨のでっぱったところの間のくぼみが翳風です。
乗り物酔いで体調が悪くなると、外出中の楽しさが半減してしまいますよね。
酔い止め薬に頼らなくても車酔いの対策はできます。対策方法を紹介しますので、ぜひ実践してみてくださいね。
【まとめ】
・「トラベルミンサポート(医薬部外品)」なら買える
・一般的な胃薬や吐き気止めは「酔い止め」とは用途が違う
・コンビニで買える飲み物や食べ物で「酔い止め対策」ができる
◇記事の構成・編集/(salvia編集部)
◇執筆/渡辺ユリ/薬剤師(クリニック門前薬局・面薬局勤務、OTC販売)
*記事中の提供以外の画像はイメージです。
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