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カイロを貼る場所10選!冬ダイエットでなんと代謝が爆あがり!?【医師監修】

「カイロは寒さ対策とダイエットを兼ねて使おう!」。実はカイロは貼る場所ひとつでダイエットにプラスに働くので、そのメカニズムや方法をご紹介します。カイロが脂肪を燃焼するわけではないので、体温をあげるコツを知って冬太りの悩みに役立ててください。

目次
カイロがダイエットに良い理由
セルライト対策にも活用
貼る場所10選!ポイントをおさえて冬太り予防
1.おしりの割れ目の上部分
2.下腹部
3.肛門の周辺や股
4.ふくらはぎ
5.足首
6.肩甲骨と肩甲骨の間
7.太もも
8.肝臓付近
9.内もも
10.二の腕
体温があがる場所がポイント
自立神経を整える手助けにも
背中を温める
末端冷え性は手首と足首
「お腹にカイロを貼ると痩せる?」の注意点
お腹にカイロを貼るのは短時間
下痢対策はこのツボを狙って貼る
胃痛にもカイロが使える
生理痛はカイロを貼るとやわらぐ
妊婦さんがお腹にカイロを貼るのは大丈夫?
カイロを貼ってはいけない場所
上半身に貼ると汗をかきやすい
心臓の近く
頭部や脇の下
肌に直接貼らない
足裏にカイロを貼り続けない
カイロを貼った状態で暖房器具の使用は危険
寒さも冬太り対策も一石二鳥!

※こちらの内容は現役看護師の方に質問し、その回答を元に作成。さらに医師に監修をいただいた記事です。

カイロがダイエットに良い理由

画像:photo AC

体を温めるカイロが「ダイエットに良い」という情報があります。実際にカイロはダイエットのサポートになるのでしょうか?

<カイロがダイエットにプラスとされるポイント>

  • 体温が1度上がると基礎代謝量が13%上がるといわれている。

  • 基礎代謝量が1200キロカロリーの人の場合、体温が1度上がることで約156キロカロリー分多く消費できる計算になる。

  • カイロを貼ることで体温が上昇し、全身の代謝が上がり脂肪が燃焼する働きが期待できる。


セルライト対策にも活用

肥大化した脂肪の塊とされる「セルライト」。老廃物や余分な水分が脂肪細胞にくっついたもので、体温の低いところにできやすいといわれています。カイロの使い方次第では、あのボコボコとしたセルライトの予防に良い働きをします。

1.セルライトの発生を予防する

セルライトができる原因は血行不良なので、カイロを貼ることで全身の血行が良くなり老廃物や余分な水分が排出され、セルライトができにくくなります。

2.セルライトの蓄積を予防

セルライトは一度作られてしまうと周りの血行が悪くなりさらに老廃物が溜まり、新たなセルライトが形成されるという悪循環に陥ります。カイロによる代謝アップでセルライトの蓄積、増大を予防することが可能です。


以上、代謝のアップやセルライトのことを考慮しても、「カイロダイエット」という方法が「アリかナシか」で判断するなら「アリ」だと考えられます。

✔CHECK

カイロは使い方しだいで

ダイエットのサポートになる!



貼る場所10選!ポイントをおさえて冬太り予防

撮影:writer(仙骨の部分にカイロを貼った画像)

1.おしりの割れ目の上部分

お尻の割れ目の上は皮下脂肪が少ない場所なので、カイロを貼ると脂肪に邪魔されずに血管や神経を温めることができます。なおこの部分に触れる骨のことを仙骨と呼びます。


2.下腹部

皮下脂肪は体温をキープする働きがある反面、冷たくなりやすい性質も持っています。そして外気や体温が低いなどの要因で一度冷えた皮下脂肪は、冷却効果の方が優位です。よってカイロを貼るなら皮下脂肪の溜まりやすい下腹部がおすすめ。内臓が温められて全身の代謝がアップします。


3.肛門の周辺や股

実はカイロで股やお尻の穴の周りを温めると代謝アップにつながります。お尻の穴の周囲は静脈叢(じょうみゃくそう)と呼ばれる網目のように張り巡らされた血管があり、血流が豊富な場所だからです。カイロを当てることで温められた血液が効率的に全身に巡ります。

ショーツに貼るタイプのナプキン型カイロも市販されていますし、ダイエットと相性の良いよもぎが織り込まれたタイプもあります。「よもぎ蒸し」のイメージで、体の内側からポカポカと温めることができそうですね。


4.ふくらはぎ

ふくらはぎは、腓腹筋(ひふくきん)とヒラメ筋という2つの大きな筋肉から成り立っています。ふくらはぎが「第2の心臓」とも呼ばれるのは、この2つの筋肉が収縮することで重力に逆らって血流を心臓へ戻すポンプの役割をするからです。

ふくらはぎを温めることでポンプ機能が向上し、足の冷えや浮腫みはもちろん、全身の血流が良くなり体が温まります。

貼り方は、カイロを縦向きにして、ふくらはぎを覆うように貼ります(下記画像:左足参照)。

撮影:writer(左足:ふくらはぎに貼るカイロ、右足:足首に貼るカイロ)


5.足首

カイロを横向きにし、足首の後ろから巻きつけるように貼ります。(上記画像:右足参照)

足首の内くるぶしの辺りは、後頸骨動脈(こうけいこつどうみゃく)といって動脈の拍動を感じることができる場所です。比較的皮膚の表面を走行しているためカイロの熱が伝わりやすく、効果的に血行を促進することができます。

また、足首には冷えに関連する4つのツボ(三陰交、太谿、申脈、解谿)が集まっています。温めることでツボが刺激され足全体が温まるのです。


6.肩甲骨と肩甲骨の間

「肩甲骨はがし」や「肩甲骨まわし」など、肩甲骨は近年ダイエットに注目されている部位です。カイロを貼る場所としても例外ではなく、肩甲骨のまわりには大小の筋肉や血管などが集まっており、全身の血行を効率的によくしてくれます。

肩甲骨の辺りを温めることで体温が上昇すると、緊張がやわらいだり疲労感を癒やせたり、また肩こりの緩和にもつながるのです。全体的に体が元気になると姿勢を正す意識も強くなるので、ダイエットにはプラスになると考えられます。

また肩甲骨と肩甲骨の間には「風門(ふうもん)」というツボがあり、風邪のケアや風邪予防にも良い働きをしますよ。

撮影:writer(肩甲骨の部分にカイロを貼った画像)


7.太もも

太ももの前側には大腿四頭筋という筋肉があります。とても大きな筋肉なので、ここを温めてあげると全身を効率的に温めることができます。さらに、血行が良くなることで胃腸機能の改善も期待できます。

胃腸の動きが低下すると、便秘や消化不良を引き起こす原因となるためダイエットにも不都合です。しかも太ももはセルライトができやすい部位なので、カイロを貼ることで血行を良くすれば胃腸の働きも改善。間接的にダイエットにプラスに働くというわけです。

貼り方はカイロを縦向きにし、足の付け根から太ももの全面に貼ります。


撮影:writer(太もも・足の付け根部分にカイロを貼った画像)


8.肝臓付近

基礎代謝の消費エネルギーが最も高いのは、実は肝臓です。内訳は、腎臓が10%、その他が19%で、意外にも筋肉が18%、脳が19%と、いずれも肝臓の27%に及びません。よって肝臓を活性化させることで基礎代謝をあげることができ、結果的にダイエットに良いと考えられています。

なお、肝臓を温めると免疫力の向上にもつながるので、カイロで肝臓の位置を温めれば、風邪やインフルエンザなどの対策にもつながることでしょう。肝臓は胃の右側、右胸の下に位置しています。

撮影:writer(肝臓の部分にカイロを貼った画像)


9.内もも

足の付け根部分には、大腿動脈と呼ばれる下肢に血液を運ぶ太い血管が走っています。また膝から3横指ほど上の場所に「血海」と呼ばれる冷え症に効果のあるツボがあります。内またにカイロを貼って温めることで、血行が促進されますよ。

撮影:writer(内もも部分にカイロを貼った画像)


10.二の腕

カイロを貼る場所として見落としがちな二の腕ですが、ここは血液が滞りがちな部位です。二の腕へのカイロは寒さ対策にも有効ですし、ここを温めると手の指先までポカポカになります。カイロは二の腕を下から包むように貼るのがおすすめです。


体温があがる場所がポイント

カイロを貼ることで脂肪が燃焼するわけではありません。カイロはあくまでも補助であり、「痩せやすい体にコンディショニング」するものです。

カイロが直接脂肪を燃焼してくれるわけではないので、血の巡りがよくなる場所に貼って体温や代謝を上げましょう。


※上半身にカイロを貼ると、汗をかきすぎて逆に冷えてしまうことがあります。またあたためすぎて気持ちが悪くなる人もいるのでご注意を。様子がおかしいと感じたら即カイロの使用をやめましょう。

✔CHECK

代謝があがれば

脂肪が燃焼しやすくなる!



自立神経を整える手助けにも

画像:photo AC

自立神経の乱れは、代謝の低下や血流の悪化、満腹中枢が鈍くなるなど、太る原因につながります。

自立神経が乱れる原因は、生活環境やストレス、加齢など多岐にわたります。身体的な症状は、倦怠感、眠れない、頭痛、動悸や息切れ、めまい、立ちくらみ、下痢や便秘、冷えなど。情緒不安定、イライラや不安感、うつなど精神的な面に症状が現れることもあり、心身ともに辛いものになります。

体を温め血行を良くすることで、自律神経のバランスが整うことが期待されます。自律神経は体全体のあらゆる場所に分布しているため、局所ではなく効率的に全身があたたまる場所にカイロを貼って血行をよくしてみましょう。

<自律神経系とは>血圧や呼吸数など生命維持機能を維持し、適切に調節をしている神経系です。体を活発に動かす交感神経と体を休める副交感神経に分けられ、お互いにバランスを取りながら体の状態を調節しています。


背中を温める

自律神経は背骨にある脊髄から出て全身に分布していきます。そのため背中を温め、筋肉をほぐし血行促進することで自律神経の回復が期待できます。背骨の両側にカイロを貼り温めると効果的です。


末端冷え性は手首と足首

体温が低いわけでも他の部位が冷えているわけでもないのに、手先や足先が冷たく感じる「末端冷え性」。実は末端冷え性の原因には、自律神経の乱れもふくまれています。

末端冷え性の人におすすめのカイロを貼る場所は、ひとつは先述した「足首(カイロを横向きにし、足首の後ろから巻きつけるように貼る)」です。

また手の冷えには手首の内側で、脈拍を測る際に触れる場所です。ここには橈骨動脈(とうこつどうみゃく)が走っているので、この動脈周辺を中心にカイロを貼ってみましょう。

長袖の上からカイロを貼るのが簡単ですが、市販されている手首用のフォルダーを使用するのも便利です。指先まで血流が改善し、かじかんだ手もポカポカと温まり動かしやすくなりますよ。

✔CHECK

自律神経の乱れは

ボディの乱れにつながる!!



「お腹にカイロを貼ると痩せる?」の注意点

撮影:writer(下腹部にカイロを貼った画像)

昔からお腹を冷やすことはよくないこととされています。だからこそ多くの人が、カイロを貼って内臓を温めることに、良いイメージをもっているようです。

しかしカイロをお腹に貼ることはメリットがある反面デメリットもあるので、整理してみましょう。


お腹にカイロを貼るのは短時間

お腹を温めることを良くないとする意見もあります。その理由は、人の体は体温を一定に保とうとする働きがあるため、お腹を温め続けることで熱があると体が勘違いして発汗。逆に体を冷やしてしまうという考えがあるからです。

よって、カイロをお腹に貼る場合は短時間にとどめるのがポイント。体が温まってきたら発汗する前にカイロを剥がすようにしましょう。


下痢対策はこのツボを狙って貼る

下痢は腸が冷えることで機能が低下し消化不良を起こしている状態です。そのため下腹部を温めることで下痢を改善することができます。

おへそから指4本くらい下に「丹田(たんでん)」と呼ばれる胃腸の不良を改善するツボがあります。寒さでお腹が冷えて痛い、下痢っぽいなど、冷えによる胃腸のトラブルは、この丹田のツボを温めると胃腸が温まり、症状が改善されます。


胃痛にもカイロが使える

ストレスは胃の血管を収縮させます。胃の血流が低下することで胃粘膜を保護する粘液の分泌が減少し、胃に炎症や潰瘍を起こしてしまいます。カイロで胃を温めて血行を良くすることで、胃痛を緩和することができます。カイロを貼る場所は、肋骨と肋骨の間のみぞおちの辺りを中心に温めると良いでしょう。

ただし病院で消化管から出血していると診断された場合や、便に血が混じる、便が黒いなど消化管で出血している可能性があるときは別です。出血を助長する可能性があるため温めることは避けましょう。


生理痛はカイロを貼るとやわらぐ

生理の時の下腹部や腰の痛みは、プロスタグランジンというホルモンが子宮を収縮させることが原因です。体が冷えていると骨盤内の血行が悪くなり、骨盤内にプロスタグランジンが滞ることで生理痛を余計に悪化させてしまう原因になるといわれています。

カイロを使って腰回りを温めることで骨盤内の血行が良くなり生理痛を緩和することができます。おへその下辺りや、仙骨部を温めるのがおすすめです。


妊婦さんがお腹にカイロを貼るのは大丈夫?

妊娠初期にカイロでお腹を温めすぎると赤ちゃんの自律神経に影響を与えるという声があります。人間は自分で一定の体温に調整しますが、カイロで外的に温めることによって赤ちゃんの体温維持機能が鈍くなるというのが理由の1つです。

しかし赤ちゃんは子宮や羊水に守られているため、温めることが赤ちゃんの自律神経に影響するという明確な科学的根拠は無いようです。

お腹を温めることでの赤ちゃんへの影響が心配だけど妊娠中の冷えも気になるという方は、子宮から離れた腰や足を温めるのがおすすめです。 

✔CHECK

腹部へカイロを貼るなら

状態や症状を考慮して!



カイロを貼ってはいけない場所

撮影:writer(脇の下や心臓の近くにカイロは貼らない)

上半身に貼ると汗をかきやすい

上半身には太い血管が多くあり、末端に比べ体温も比較的保たれています。そのため上半身中心にカイロを貼ると発汗してしまうことも……。汗をかくことにより逆に体が冷えてしまうため、上半身にカイロを貼る場合は貼る時間や枚数を調整し、汗をかく前にカイロを外すようにしましょう。


心臓の近く

心臓は元々体の中心にあり活発に動いているため温度は保たれています。心臓付近を温めることで心臓に負担がかかり、めまいや吐き気、血圧が不安定になるなどの影響があります。

心臓に病気がある人、高血圧、低血圧の人は特に注意が必要です。また胸ポケットにカイロを入れることも危険ですので注意しましょう。


頭部や脇の下

頭や脇の下は熱を発散させて体温を調整する場所です。ここにカイロを貼ってしまうと熱がこもり発熱してしまう恐れがあるため、カイロを貼らないよう注意しましょう。


肌に直接貼らない

低温やけどは42℃に6時間以上触れる ことで起こります。貼るタイプのカイロは最高で60℃まで上昇する場合があるため、直接肌に貼ることで火傷を起こし発赤や水ぶくれとなる恐れがあります。

特に高齢者は皮膚が薄く温度の感覚が鈍くなっているため、気づかないうちにやけどになっていることも。直接肌に貼ることはもちろん、長時間同じ箇所に貼ったり、貼ったまま寝たりするも危険です。


足裏にカイロを貼り続けない

低温やけどは42℃に6時間以上触れることで起こります。足裏用カイロは最高で41℃ほどまで上昇するため、使用し続けることで発赤や水ぶくれなどを引き起こす恐れがあります。

しかも足裏タイプのカイロは靴の中の少ない酸素でも発熱するように作られているので、使い方にも注意が必用です。靴を脱いだ後にカイロを貼ったままにしておくとカイロが過熱し、触れたときにやけどする恐れがあります。

また足裏タイプのカイロを足の甲やつま先に使用することも過熱の原因となるため避けましょう。定められた用途以外で使用すると、カイロが熱くなりすぎる可能性があることを覚えておきましょう。


カイロを貼った状態で暖房器具の使用は危険

カイロを貼ったままこたつやストーブなどに当たると、カイロがかなり高温になるため危険です。カイロの注意説明書きにも他の暖房器具との併用は高温になるため避けるよう書いてあります。

暖房器具を使用する際にはカイロを剥がすようにしましょう。

✔CHECK

貼ってあたためれば

どこでも良いわけではない



寒さも冬太り対策も一石二鳥!

画像:photo AC

カイロは手軽に使用できる防寒対策ですが、手で握っていてもなかなか全身は温まりません。そこでカイロを意識的に使うことで、「体を温める」「代謝をアップする」と「血行を促進して浮腫みを軽減すること」などたくさんのメリットが期待できるようです。

特に下半身は心臓から遠く、重力の影響もあり温かい血液が循環しづらい場所。そんな下半身もふくめカイロを貼ってみてくださいね。





◇記事の構成・編集・撮影画像/(salvia編集部)

◇執筆/こいけゆり(正看護師・webライター)

◇記事監修:さくら さき[Sakura Saki](内科医師)

【さくらさきのプロフィール】国立大医学部卒業、内科医師として総合病院、大学病院などに勤務。10年以上大学病院や急性期病院などで診療にあたり、妊娠糖尿病を中心に妊婦の診療にもあたる。<医師免許、糖尿病専門医、内分泌内科専門医>

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