※この記事は、「大学無償化制度(高等教育の修学支援新制度)」の該当者(新規申請者)によって提供された情報を編集したものです。
実際の申請を通じて出た疑問点を日本学生支援機構(以後=JASSO)に問い合わせ、その他調査も加えました。ただし、記事の内容は採用を保証するものではありません。
<この記事のモデル>
・多子世帯該当者(長子)
・私立大学(2025年4月入学)
・奨学金の予約採用=なし
多子世帯の大学無償化|申し込みはいつから?

令和7年入学の学生は2025年4月以降に手続き開始
申し込みはすでにはじまっています(執筆時現在)。手続きは、4月の入学以降に各大学でガイダンスがあり、学生窓口で手続きを行います。
多子世帯の大学無償化は2025年が初年度になるため、申し込みは在学中に申請する「在学採用」のみです。
高校在学時に予約採用を申請した「採用候補者」
高校3年生のときに奨学金の予約申請を行い(給付型)、既に『給付奨学金Ⅰ~Ⅳ区分の多子世帯』での採用候補者となっている人の手続きはまた別です。
採用候補者の場合は、入学後に大学に確認し、JASSOへ届け出る「進学届」を提出するようです。
<注意>
多子世帯の大学無償化について、申請書類が自動的に届くことはありません。また学校で説明を受ける機会が必ずしもあるとは限りません。
自主的に行動しなければ該当者であっても支援を受けられないので、不明なことは各学校の学生課に問い合わせましょう。
令和8年に入学予定の現在高校3年生
令和7年(2025年)現在、高校3年生の生徒は、来春に向けて「予約採用」があるはずです。
募集開始の時期は、高校3年生の5月~6月頃。各高校を通じて手続きを行うようです。
<注意>
大学無償化制度は、2025年の春現在、高校3年生の子どもは「予約採用」で申請できるはずです。
ただし、高校側からのアナウンスや手引きを期待せず、自発的に行動しましょう。
開始して間もない制度のため、学校側も対応に追われているおそれがあります。
大学無償化(多子世帯)の手続き「基本編」

大学無償化(多子世帯)の申し込み窓口は、「日本学生支援機構(JASSO)」の「奨学金」と同じ方法です。
そもそもこれがわかりにくかったようなので、入り口さえ周知されればスムーズに進めるはず。
ただし、学校によって提出書類や手順が異なるので注意しましょう。
基本的な手続きは大きく分けて3つのステップ。以下のとおりです。
※各手続きの詳細は次章で説明します。
1.【学校(学生課)】=資料の受け取り・必要書類の提出
※「奨学金確認書兼地方税同意書のセット」は必須。
※資料の書式や提出書類は各大学によって異なります。

2-1.【オンラインで奨学金の申請をする】=スカラネットの入力
※スカラネットとは、日本学生支援機構(JASSO)が提供する奨学金のオンラインシステムです。
2-2.【マイナンバー提出などの手続きをする】=インターネット
〔2-1〕で「申込完了」となると、その画面に「個人番号(マイナンバー)提出を行ってください」と表示されます。メインメニューに戻り、手続きを行いましょう。
※「スカラネット」の入力やマイナンバー提出には、本人と家族のマイナンバー(個人番号)や、本人名義の通帳(銀行・ゆうちょ)が必要。

3.【郵送する】=奨学金確認書兼地方税同意書
〔1〕で入手した「奨学金確認書兼地方税同意書」に必要事項を記載し、セット内に入っている所定の封筒で、独立行政法人「日本学生支援機構(JASSO)」へ郵送します。
ここからは、手順ごとの詳細を説明し、ピックアップした疑問も解説していきます。
1.まずは学校(学生課)の指示に従う

大学無償化(多子世帯)の支援は「奨学金」の申請と同じ手順です(給付型奨学金への申し込み)。
奨学金を申請するためには、次のように行動しましょう。
◆各学校で開催されるガイダンスに参加する
ガイダンスや説明会は入学直後に行われることがほとんどのため、5月に入った現時点では、すでに終了しているでしょう。
ただし「動画による説明」を導入している学校もあるため、学生課で動画のQRコードやURLを入手可能か確認してみてください。
◆【重要】書類「奨学金確認書 兼 地方税同意書」のセットを受け取る

画像:2025年に配布された「奨学金確認書 兼 地方税同意書のセット」(salvia writer)
このセットは、奨学金の申込みに必要な書類です。A4サイズの封筒の中には、以下の3点が入っています。
1.「奨学金確認書 兼 地方税同意書(略称)」 ※郵送する書類
2.【重要】奨学金確認書 兼 地方税同意書の提出方法 ※提出の手順や記入例などの説明書
3.提出用封筒(黄緑色・長3サイズ) ※〔1〕を郵送するための専用封筒
なお〔1〕の書類の正式名称は「奨学金確認書 兼 地方税情報の取扱いに関する同意書 兼 個人信用情報の取扱いに関する同意書」です。
Webからのダウンロードはできません。所属の学校または日本学生支援機構の窓口でもらえます。
奨学金の申し込みに必要なIDと初期パスワードも、この書類に印字されています。またこの書類は最後にJASSOに郵送(簡易書留)で提出するものです。
※この書類の意味は『(概要)「奨学金確認書 兼 地方税同意書」とは何ですか。』に記載してあります。
簡単に言うと>>「この制度をちゃんと理解してるよね?手続きのルールを守るって約束してね。あと、奨学金の審査のために、マイナンバーを使って住民税情報を得るから了承してね」といったところです。
◆学校からの配布物(説明書・書類)の受け取り
学校からの配布物は、各学校によって書式や種類が異なります。
具体例は以下のとおりですが、学校によって配布物の有無が異なるため、参考までに。
・提出書類チェックリスト ※提出物の「目次」のようなもの
・「スカラネット(オンライン)」の入力下書き用紙 ※下書き用紙はJASSOでダウンロードできます
・「スカラネット(オンライン)」の入力下書き用紙の記入例 ※学校によっては配布されないこともあります
・申請の流れの説明書 ※各提出期限も記載されているはず
・奨学金ダイジェスト
・学習計画書、申請理由書、成績証明書など ※各学校により異なります
<スカラネットの入力下書き用紙って?>
画像:2025年に配布された「スカラネットの下書き用紙」(salvia writer)
まず「スカラネット」は奨学金のオンラインシステムです。入力時に「1画面につき30分」という時間制限があり、30分以上経過すると画面は強制終了し、最初から入力し直すことになってしまいます。
そんなタイムアウトや誤入力を防ぐための準備が「下書き」。実際の画面と同じ内容が印刷されているので、「何をどのように入力するのか」を、あらかじめ把握するのに便利です。
簡単に言うと>>「最初から回答を書いておけば、あとはそのまま入力するだけで楽だよ!」という感じです。
なおこの下書きは、特に提出するものではありません。
ただし学校によっては「下書き」を一度学生課に提出し、添削を受けるのが義務づけられている場合もあります。またこの下書きの提出と引替えに、スカラネット入力に必要な情報(ID・パスワード)が交付されることもあります。
下書きや情報(ID・パスワード)の交付については、学校によって異なるため、確認してください。
簡単に言うと>>「下書き提出の有無や、ID・パスワードの交付方法は学校によって違う」ということです。
↓下書き用紙は、JASSOからダウンロードできます↓
2025年度スカラネット入力下書き用紙(給付・貸与共通)【大学等(大学・短期大学・高等専門学校・専修学校(背紋課程)用】
<学習計画書、申請理由書、成績証明書などって?>
奨学金を受ける基準は、家族構成や家計状況だけでなく、学業に対する姿勢や成績などにも基準があります。
そのため、大学側は対象者(学生)を確認する目的で、学習計画書や申請理由書などの提出を求めるようです。書式や内容は大学ごとに異なるでしょう。
◆大学に書類を提出する
上記で説明した「学習計画書」や「申請理由書」などを作成し、それぞれの大学に提出します。
書類の提出期限は各大学によって異なるので、説明書をよく読みましょう。
学校によっては、大学への提出書類を完了しないと次のステップに進めない仕組みのところもあるのでご注意ください。心配な人は直接学生課に問い合わせるのがおすすめです。
<注意>
「大学側に提出するだけの書類でしょ?」と安易に考えてはいけません。
そもそも日本学生支援奨寄稿の給付奨学金は、学習意欲が高く学業に精励する学生を支援するという意図があります。「多子世帯・大学無償化」の該当者も同様です。
・学習計画書…将来の目標や、それを達成するための具体的な計画を提示するもの。高等学校までの成績が基準以下でも、書類を提出することで、意欲を認めてもらえると解釈できます。
・「申請理由書」…奨学金が必要である家庭の事情を説明するものです。
簡単に言うと>>真面目に勉強する学生かチェックするよ!これが提出できない人は「不真面目」と思われたり、支援を受けるに値しないと判断されたりしても文句は言えないかもね。という感じです。
2.スカラネットへの入力

入力する内容は決まっていても、「ログイン」や登録でつまずく人もいるようです。
ここでは最初のすべり出しから順を追って解説していきます。
【準備するもの】
・スカラネット入力の下書き用紙(記入済)
・学籍番号
・識別番号(ユーザーID・パスワード)※学校から配布
・スカラネット奨学金申込用の(ID・パスワード)※上記の「識別番号」とは別
(奨学金確認書 兼 地方税同意書に印字されている「ZD」から始まるもの)
・奨学金を受ける学生本人名義の口座(銀行・ゆうちょ)※JAやネットバンクは使用できません。
◆スカラネットにアクセスします
https://www.sas.jasso.go.jp/scholarnet/
※今回は、2025年春大学入学者(私大・多子世帯該当)として「給付型奨学金」の手続きを進めます。
はじめての人は、識別番号の入力や申込用のID・パスワードの入力からはじめます。

◆「奨学金の新規申込・進学届の提出」で申し込み内容を選択
上記の画像参考に「○在学採用の申込」と「○在学中の学校」を選ぶ
「申込画面へ」をクリックします。

◆「識別番号」を入力する
※これは学校から交付されるスカラネット用のユーザーID・パスワードです。
(奨学金確認書 兼 地方税同意書に印字された10桁の英数字とは別です)
※「識別番号」がわからないという人は、次の点を確認してみましょう
・もしかしたら「奨学金確認書 兼 地方税同意書」のIDと混同していませんか?
・学校からまだ識別番号を受け取っていないのでは?
・書類の提出と引替えに認識番号が交付される学校もあるため、手順を見落としていないか確認しましょう。

◆学種・申込選択
○プルダウンで「大学」を選択
○(1)定期採用(1次又は2次 給付奨学金・貸与奨学金)の
「現在在学している大学での奨学金を申し込むことができます。」を選ぶ
「次へ」をクリック

◆奨学金申込・進学届の提出専用ページにログインする
あらかじめ「奨学金案内」や「採用候補者のしおり」等で確認していた内容を正しく入力します。
この申込IDとパスワードは下の画像サンプルのように、「奨学金確認書 兼 地方税同意書」に印字されています。

初回ログインすると、次に「アカウント情報」としてメールアドレスやパスワードなどの登録画面に移ります。

◆初期ログイン後|メールアドレスや新パスワードを設定
・メールアドレスを入力
・新しいパスワードを設定
※初回のみ「初期パスワード(奨学金確認書 兼 地方税同意書に印字)」を変更可能
・メールアドレス認証を行う
※登録したメールアドレスにJASSOから認証コードが送信されるので、それを使って承認を得る

◆スカラネットの設問に回答していく
ログインができたら、あとはスカラネットの設問に沿って入力します。あらかじめ準備しておいた「下書き」どおりに進めましょう。
すべての入力が完了すると「受付番号」が発行されます。
この受付番号は必ず控えましょう。問い合わせや書類提出時に必要になる場合があります。

◆申込が完了したら「マイナンバー」を提出する
スカラネットで申込が完了し、受付番号が表示されたら、すぐ下に
メインメニューに戻り、個人番号(マイナンバー)の提出等を行ってください。
と表示されるので、「メインメニューへ戻る」をクリックします。
まずは「個人番号(マイナンバー)」の提出等」を選び、本人と生計維持者の情報を確認したら、「□確認しました」にチェックを入れます。
さらに個人番号(マインバー)情報提出可否に「□提出できます」にチェックを入れます。
続いて住民票の住所を確認・入力し、個人番号(マイナンバー)を入力します。
上記画像のように、メインメニューの画面で「提出済」と表示されていれば完了です。
※入力の例はこちらから>>スカラネットで多子世帯(給付型奨学金)を入力する方法!大学無償化
3.奨学金確認書兼地方税同意書を郵送する

スカラネットの入力とマイナンバー提出等の手続きが完了したら、今度は「奨学金確認書兼地方税同意書」の提出(郵送)です。
以下は記入例で、記載する内容はそれほど難しくありません。

<申込者本人の身元確認書類について>
・「申込者本人の身元確認書類」に添付するのは学生証で大丈夫です。顔写真入りで、氏名と生年月日の両方が記載されていることを確認しましょう。
・身元確認書類は、顔写真入りの書類であれば1点で確認できます。マイナンバーカードの表面、運転免許証やパスポートなども有効です。
・健康保険証や住民票の写しは顔写真がないため、2点以上の提出を求められる場合があります。
また「申込者本人自著欄」は申し込む学生本人が記入し、生計維持者①と②の自著欄はそれぞれが記入します。
記入と添付ができたら専用封筒に入れ、郵便局の窓口から簡易書留で郵送しましょう。
提出期限はマイナンバー提出等の手続きが完了してから1週間以内です。期間が短いのでできるだけ早めに郵送しましょう。
申込はいつまで?

4月に入学してから、多子世帯の大学無償化の手続き(奨学金)がまだ済んでいない人は、申し込みの期限が気になるはずです。
しかし、一言に「期限」といっても4つの異なる段階があります。
1.申請書類の配布時期(各学校)
各学校によって、設定は異なります。
参考までにJASSOの申請書類交付期間は2025年4月8日~5月2日とのことです。
2.書類の提出期限(各学校)
〔1〕と同様、各学校によって提出期限が異なります。4月中旬という学校もあれば、5月中旬というところもあります。
また、今年度が初めての制度で戸惑っている人が多いため、『提出期限を延長した学校』もあります。
3.スカラネット入力およびマイナンバー提出期限(JASSO)
スカラネットの入力期限についても各学校で定められています。
もし指定の入力期限を過ぎてしまった場合は、各学校の奨学金窓口に確認しましょう。
学校によっては期限を過ぎたものは一切受け付けないところもありますし、少し余裕をもたせて設定しているところもあります。運が良ければ、相談にのってくれるかもしれません。
参考までに、2025年度JASSOとしてのスカラネットの入力期限は、マイナンバーが5月31日とありました。また給付型奨学金と貸与奨学金で異なりますのでご注意ください。
4.奨学金確認書兼地方税同意書の郵送期限(JASSO)
〔3〕の手続きが完了してから1週間以内です。これは1週間以内に提出(到着)すると考えた方がよく、「消印有効」とは書いていません。できるだけ早く郵送しましょう。
「大学無償化」は大学だけではない!

◆大学・短期大学・高等専門学校・専門学校も対象
「大学無償化」と呼ばれることが多いので「4年生大学だけが対象でしょ?」「うちは専門学校だから無関係よね?」と、誤解している人もいます。
しかし実際には、大学だけではなく、短期大学、高等専門学校、専門学校も対象です。
◆正式名称は「高等教育の修学支援新制度」
多子世帯の大学無償化は、2020年4月に開始した「高等教育の就学支援新制度」が拡充されたものです。
2020年4月開始「高等教育の修学支援新制度」について
【条件】世帯収入や資産の要件を満たしている、学ぶ姿勢がある学生であること。
・授業料・入学金の免除または減額
・給付型奨学金の支給
従来の制度の
内容を拡充
2025年4月支援拡充「多子世帯の学生等に対する大学等の授業料・入学金の無償化等」
【条件】子どもを3人以上扶養している世帯。所得制限はなし。その他資産要件や学力要件あり。
・授業料・入学金の免除または減額
◆実質『無償』にはならない
「大学無償化」という呼び名が先行し、「4年間ほぼ支出がなくて済む」と勘違いしてしまう人もいます。
しかし、正確には『入学金と授業料が減免される』という制度で、国が定める金額には決まりがあります。
引用:令和7年度から、子ども3人以上の世帯への大学等の授業料等の無償化を拡充します!(「高等教育の修学支援新制度」の拡充)/文部科学省
上記の表を参考にすると、私立の大学の場合、入学金が26万円、授業料が70万円まで支援(減額)されるという意味です。
ただし、入学も授業料も大学ごとに異なります。減免された金額では足りない学校もありますし、別途施設利用料などを払う必要がある大学もあります。支援(減免)された金額よりも支払い額の方が大きい場合は、自己負担となるため、誤解のないよう注意しましょう。
簡単に言うと>>入学金と授業料を●円までは支援してあげるけど、足りない分は自分で払ってね。
本当に70万円(私立・大学の場合)減額されるのか不安
学校から配布された「奨学金ダイジェスト」を見ても、「多子世帯」の申請方法ややり方、金額などがよくわからないという人もいました。
さらに、ネットの情報や資料の中で「上限が70万円」と表現されるものもあったため、「上限ってことは、半分とか10分の1の場合もあるかも……?」と不安になる人もいます。
疑心暗鬼になって「奨学金ダイジェスト」を読むと、支給月額に「第Ⅳ区分 9,600円(10,700円)」との記載があり、不安になった人もいるかもしれませんね。

これは「入学金26万円・授業料70万円減免」とはまた別のものです。
この「第Ⅳ区分」とは令和6年に設けられた給付奨学金の区分のこと。収入の条件は「中間所得層」とし、JASSOによれば世帯年収約360万円~600万円程度とされています。
ちなみに「第Ⅳ区分(多子世帯に限る)」に当てはまる場合、私立・自宅通学の人は月額9,600円が支給されます。2025年に開始した「大学無償化(多子世帯)」と併用できるため、該当者はこの月額9,600円の給付型奨学金も受け取ることができるとのことでした。
簡単に言うと>>審査が通れば、入学金26万円・授業料70万円(私立・大学の場合)は減免されるよ。しかも家庭の年収が条件にあてはまれば、毎月9,600円ももらえるよ。
現金がもらえるわけではない

多子世帯の大学無償化は「奨学金(給付型)」から申請するので、「現金が支給される」と思ってしまう人も多いかもしれません。
また「入学金と授業料を支援(返還不要)」という書き方をしている資料もあるため、支援の仕組みわからないという声も多くあります。
実際は、文部科学省の資料に
「現金が学生本人に支給されるものではありません」
と書いてあるように、支援の方法は『減額免除』です。
支給方法は各学校にまかされている
実際のお金の動きについてJASSOに聞いたところ、『各大学に委ねられている』とのことでした。
<支援の方法やお金の流れ(予想できるパターン)>
・入学金や一部の授業料をすでに支払った人
→後期の請求時に相殺される
・入学金と1年間の授業料を支払い済の人
→2年次の授業料請求時に相殺される
✔入学金も1年間の授業料も一括で支払い済の人(このパターンでした)
→減免後の超過金額が大学から指定の口座に返金(入金)される
※あくまでも予想であり、この部分は実際の結果がわかりしだい更新します。
【追記:2025年7月17日】減免方法の通知が来ました。
入学金、前期後期の授業料、施設利用費を一括で入金してあったため、その「既払い金」は、前期の必要納入額(施設利用費)を差し引いた「超過金額」として、後期の額納金と相殺後に、大学より入金されるとのこと。
したがって入金は9月以降になりそうです。(ただし現段階で変換希望の場合は応相談のようです)
【追記:現在は入金なしの状態(2025年6月24日現在)】
6月11日の入金に間に合うように申請した対象者Aは、6月24日現在、特に動きはありません。
ニュースによると、多子世帯向け授業料減免の拡充による申請の急増で事務処理が滞った影響とのこと。>>奨学金支給、約4万4千人に遅れ 多子世帯の支援拡充で申請増が影響(朝日新聞)
特に書類の不備について連絡は届いておりませんが、採用・合否は気になるため大学の学生課に確認すると「多子世帯=採用になっている」とのこと。既に1年間の授業料を支払った対象者がどのような形で支援されるのか、また分かり次第、追記していきます。
なぜ学生(子ども)名義の口座なのか?
「大学無償化(多子世帯)の手続きに必要な口座名義がなぜ学生本人のものなの?」と、疑問に感じる人も多いようです。
<学生の申請を補助する保護者たちの声>
・これまで子どもの口座を作っていなかったので、慌てて作らせた。
・本人が多忙で金融機関に行けないが、学生本人が18才なので保護者が作れない。
大学無償化(多子世帯)への支援は「奨学金」であり、奨学金は学生を支援するための制度です。
大学無償化(多子世帯)は返還不要の給付型とはいえ、貸与型であれば返済するのは学生本人。
したがって、利用者本人がスムーズに、かつ責任をもって管理できるよう、学生本人名義が求められているのです。
ただ、「現金で支給しない」とはいえ、もし入学金や支払い済みの授業料が払い戻されたらどうでしょう?
大きな金額が子ども名義の口座に入り、しかもそのお金はほとんどは親が支払ったもの。口座が子ども名義であるなら、次年度で「相殺」にしないと、つじつまが合わなそうです……。
くだけた感じで言うと>>奨学金は親のためのお金じゃないし、本人が管理するためだよ。でも、もし入学時に親が入金したお金が払い戻されたら、親のお金が子どもの口座に入るってことだよ?大丈夫?
「貸与型奨学金」を併用できる

大学無償化制度(多子世帯)というありがたい減免を受けられても、それでも授業料が足りないケースがあります。
・年間の授業料が130万円かかるので、あと60万円足りない。
・年間の授業料はまかなえたけど、施設利用料が払えない。
・1人暮らしなので生活費が足りない。
もしお金が足りない場合は、本制度の給付型奨学金(返還不要)を受けつつ、さらに貸与型奨学金(返済義務がある)を併用できます。
貸与型奨学金には、2種類あります。
・第一種奨学金(無利子)
・第二種奨学金(有利子)
ただし、給付型奨学金を受けた場合、無利子の第一種奨学金は大幅に減額されます。そのため、併用可能となる条件に該当する人は少なく、申請しても審査に通らない人がほとんどかもしれません。
多子世帯の大学無償化と「第一種奨学金(無利子)」の併用は、実質的に受けられないと考えてよさそうです。
くだけた感じで言うと>>大学無償化(多子世帯)の支援を受けても足りないなら、借りることもできるよ(第二種)。
申請はお早めに

画像:2025年に配布された「奨学金案内ダイジェスト」(salvia writer)
2025年に所得制限が撤廃された大学無償化(多子世帯)は、子どもが3人以上いて、かつ3人以上を同時に扶養しているのが条件です。
条件についてはすでに周知されているので割愛しますが、該当者は「待っているだけでは対象外と一緒」です。
特に子どもが家庭内で初めて進学(大学・短大・専門学校)する場合で、さらに奨学金の申請も未経験という学生(およびご家族)は、手続き方法に苦戦するかもしれません。
まだ始動したばかりなので、学校側も対応に追われており、JASSOも手探り状態で動いていると思われます。
たとえば「2025年度 奨学金ダイジェスト(独立行政法人 日本学生機構|JASSO)」を読んだだけでは、今回の「大学無償化(多子世帯)」について、正直わからないことが多いかもしれません。
ひとつひとつ疑問をクリアしていけば、必ず申請を完了できます。該当している人は自主的に行動してくださいね。
申請の受付期間を延長(2025年6月末)
本来なら、申し込みの受付は2025年の6月中旬時点で、ほとんどの大学が締めきり済となっていたはずです。
しかし、「期間内に申請できなかった」という多子世帯の対象者が多く、文部科学省では周知不足の影響を考慮し、各大学に『(2025年)6月末まで申請を受け付けるよう求める通知』を出しました。
「間に合わなかった……」と思っていた人は、まだチャンスがあるので、各大学に問い合わせしてくださいね。
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/hutankeigen/
この記事は実際の体験談に基づき、日本学生機構へ問い合わせた内容を加えたものです。採用方法を確約するものではありませんのでご了承ください。
【参考文献】